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誤差数cmに!? 日本製GPS"みちびき"について調べてみた。

みちびきについて調べました。
2018/05/12 UPDATE
 
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2018年より日本の衛星測位システム"みちびき"によってより高精度で安定した衛星測位サービスを実現!!

GPSを補い、より高精度で安定した衛星測位サービスを実現

GPSと互換性
4機以上の衛星で衛星測位は可能ですが、安定した位置情報を得るためには、より多くの衛星が見えることが望ましいです。しかし、GPS衛星は都市部や山間部ではビルや樹木などに電波が遮られて可視衛星数が減り、位置情報が安定的に得られないことがありました

2018年、みちびきが4機体制になると、このうち3機はアジア・オセアニア地域の各地点では常時見ることができます。みちびきはGPSと一体で利用できるため、安定した高精度測位を行うことを可能とする衛星数を確保することができます。GPS互換であるみちびきは安価に受信機を調達することができるため、地理空間情報を高度に活用した位置情報ビジネスの発展が期待できます。
出典: qzss.go.jp

これまでのGPSとどう違うの!?

GPSは、もともとアメリカが軍事用に開発したシステムで、地球全体を31機の衛星でカバーしています。
衛星からの電波を受け取ることで位置を特定するのですが、その途中で高い建物に遮られたり、大気の層の影響で電波が乱れたりして誤差が出るんです

足りない部分をこの"みちびき"が補完!!

しかし今回の『みちびき』では、このように日本からオーストラリア上空にかけて周回し、必ず1機以上が日本のほぼ真上に留まることで、電波を受けやすくなるんです。
さらに、大気の層の影響を修正する機能もあるため、より正確な位置情報を得ることができるんです。
この『みちびき』のために投じられる予算の総額は、およそ2,800億円。
まさに国家プロジェクトなんです。」

高瀬
「来年4月から始まる『みちびき』の運用を見据えて、今さまざまな技術やサービスの開発が進んでいます。」

実用化で期待されること

超精密なカーナビ

従来のカーナビだと、肝心なところで案内が終わってしまうことありませんか!?
ここからが重要だというのに・・・。

もちろん誤差数センチなので、その心配はご無用。
最後の最後まで案内してくれるナビができることでしょう。

人をナビするヒトナビ!?
“マンナビ”も登場?
位置情報がより正確になるとどんなことが可能になるのでしょうか。
まず「カーナビ」が、人を対象にした、いわば「マンナビ」へと進化します。
例えばこちらは、目の不自由な人を道案内する歩行者用ナビゲーション。
障害物に近づくと…。

“障害物があります。”

さらに、曲がり角でも…。

“左に曲ります。”

タイミングをピンポイントで教えてくれます。
歩行者と周囲との位置関係まで細かく把握できるのが、「みちびき」のメリットです。
自動制御の農業トラクター

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